おやつのあと、MちゃんとMちゃんが一緒に何かを作っている。
二人で遊ぶことはめずらしい。
何をしているんだろうと、それとなく見に行って聞いてみると、
「ないしょ!」
「できたらいうね!」
という答えが返ってきた。
離れて見ていると、折り紙でキャンディを作り、
それをスズランテープにつないで、窓から垂らして遊んでいる。
「魚釣り?」
と尋ねると、
「違うきー。」と楽しそうな返事が返ってきた。
なんと、「ネコが遊びに来るように、長く垂らして待ってるが。」という。
子どもって、ほんとうにおもしろい。
「先生もしたいなぁ。」というと、
「仕方ないなー。」なんて言いながら、私の分も作ってくれた。
一緒に垂らして、ネコを待つ。
私が、「ニャア。」というと、
「ちがうろう。先生が鳴いたろう。」とMちゃんが笑った。
来ないネコを待つ、ゆったりした時間。
意味がなく、意味がある時間。
はと組の時間。
帰りにMちゃんとMちゃんは、
「今日は楽しかった。ありがとう!」
「また、明日遊ぼう!」
と言って帰った。
友だちっていいね。
はと組のすてき。