今年、体育館の改修工事で、小学校の音楽会が、5月になった。
うちの息子は、去年、シンバルを担当し、
朝、「間違える。間違える…。」とつぶやき、
こちらが「大丈夫だよ。」と励ますと、
「関係ないとこで、ジャンジャン鳴らす。」
といって、家を出ていった。
そして、今年は、
「口パクする。」
と断言して、家を去った。
息子のすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。