聞いた話。
「先生!ぼく、でっかい、たけのこ描くよ。」
そうか!Lくん。でっかい「たけのこ」ね!
よっしゃ!
とばかりに、先生は、でっかい和紙を用意した。
有に、子どもの身長以上ある。
子どもはだいたい見たままを描くから、珍しいサイズではない。
で、彼が描いた「たけのこ」は・・・、
あり?
めっちゃ小さいやん。
の、残りの和紙はどうしてくれよう。
で、彼が言うことに、
「僕が描いたのは、一番おいしいたけのこ。」
なるほど!その通り!
でっかい紙を用意させておきながら、
学年最小サイズを描くところが実に君らしいが、
しかしながら、君が言っていることは真実だ。
確かに、それは、「これっくらいがおいしいね。」
とみんなで収穫した、
紛れもないあのたけのこであった。
体験で和紙の無駄を納得させた、Lくんのすてき。