園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.06.11

舞台裏 ・・・みちこ通信

 

すくすくの森で青虫を見つけた。

というわけで、クラスで始まりかけた

「はらぺこあおむし」の劇を、はと組ですることになった。

 

まずは、帽子に棒をつけて、リンゴとかナシとかの小道具づくり。

Nちゃんが、台本に目を通して練習。

するとKちゃんが、「はやくはじめてくれんかね!」と。

Kちゃんよ・・・。

そして、Nちゃんが読み始めると、どこからか

「もうちょっと、大きい声で言ってくれん?」

という声が。

 

・・・。

 

それで、Nちゃんが必死で読みだすと、Kちゃんが、

「次から次へ読まんがってー。」

とさらにダメ出し。

 

プロジェクトを進めるというのは、厳しいもんだのう。

 

とうとう、Nちゃんが「わからん!」というと、

全員がNちゃんの周りに集まって、頭を突き合わせ、

相談し始めた。

 

「ここは踊るところで、

 ここが終わったら言うが」

とか、いろいろと打ち合わせしている。

 

 

そうして、劇が始まった。

Nちゃんの背筋がピッと伸び、その手が髪をかき分けた。

最高に男前。いや、女前。

溌剌とした子どもの力に感動し、その素敵さにほれぼれと眺めながら、

 

「あ~あ、ビデオに撮りたかったな!」

 

とつぶやくと、横でKくんが

 

「ビデオ撮っていますよ。」と。

 

なんと、Kくんは廃材手作りビデオで、ビデオを撮ってくれていたのでした。

 うーむ。

子どもの力は無限大の一コマでした。

 

子どものすてきに、「はちきん」のすてき。