園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.06.30

繊細な心 ・・・年中児

 

最近、急に叫んだり、怒って友だちを押したりするFくん。

その心の真ん中には、感じやすい心があり、

とてもとても真面目な心がある。

 

きちっと物事がおさまることが安心。

 

その日、クラスで実習生企画のジャンケンゲームをした。

ジャンケンで負けたら、勝ったチームに移り、

最終的に人数が多い方が勝ちというもの。

 

彼は、ジャンケンで負けて、勝った相手のチームに移った。

そのチームが勝ったので、そのチームになった子たちみんなが喜んだ。

 

彼は、こういった。

 

「僕は負けたが。

 負けたから、こっちに来たが。」

 

そういって、怒って、涙ぐんだ。

 

そうだね。

負けたのに、喜べないね。

 

まじめに、負けたを受けとめたんだもんね。

何が起こってるんだか、わかんないよね。

 

怒りや涙の真ん中にある、

その健気で、律儀なきみの心が、

とてもとても、尊く思えました。

 

子どものすてき。