夏真っ盛りのプールでの出来事。
なぜか、プールで組み立て体操が始まった。
運動会の華、子どもたちにとって憧れの組み立て体操。
「先生、笛吹いてー。」と頼んでくる。
一回目の笛でKちゃんとAちゃんがキメのポーズをすると、
すかさず別のAちゃんが、
「ちがうろう!一回目の笛ではまだせんが。
二回目の笛でするがやきー。」
と突っ込む。
よく見てるね~。
まだ、運動会の練習もしていないうちから、
組み立て体操の内容がばっちしわかっている。
すごいな、Aちゃん。
「ちょうちょ」と「ブリッジ」をプールで自主練習するなか、
年中のAちゃんも見よう見まねで始めている。
こうして、技は伝承されるのだ。
そして、年長の男の子にも、この動きが広がっていく。
Kくんが「プール運動会やね!」というので、
私が「次はひっぱりこかなぁ。」というと、
即座に「それは無理やろう。」とAちゃんがつっこむ。
周りは、私の顔を見てにこにこと笑っている。
ハレの舞台に憧れを持ち、
自ら動く子どもたち。
生きる力。
はと組のすてき。