2歳のSくんは、私のことを「園長まみこ」と呼ぶ。
「えんちょうまみこ~、どこ行くが。」
「えんちょうまみこ~、なにしゆうが。」
「えんちょうまみこ~。」 特になし。
すごくおもしろいっす。
これを聞くと、なんだか私、上機嫌になるっす。
Sくんのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。