子どもが悪いことをしたと自分でわかるときは、
どんなときであろうか。
それは、悪いことをしたときである。
それが、これほど軽く済む時代はあるだろうか。
ないですね。
Sくんは、したらいかんことをしてみる。
例えば、せっかく集めたごみを蹴散らしてみるとか、
ちょいとグーで殴ってみるとか、
お昼寝の時間に大声を出してしゃべってみるし、
走ってみる。
私の頭にも虫網をかぶせる。
それしたらいかんろう!
ということを次々とやってみる。
なんという貴重な存在であろうか。
彼の心はとてもイケメンで、
いろいろやってみちゃうんだけれども、
お母さんに怒られたりなんかすると
真正面から受け止めて、すごく落ち込む。
その落ち込み方が大人のように、
イケメンである。
しかし懲りずに、またいろいろとやってみる。
なんて素敵な存在であろうか。
やってみるすてきが子どものすてき。
Sくんのすてき。