2歳のKくんに、グリーンガムのにおいがするハーブを見せ、
「これ、匂うて、いい匂いがするよ。」
というと、
かわいいお鼻を近づけて、
ふんー、
と息を吐き、
「匂いせん。」
という。
だって、息はいてるもん~。
「吸うが、スーンって、吸うて。」
というと、
スーンと吸って、笑みがこぼれました。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。