園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.11.11

さっきはごめんね ・・・みちこ通信

 

絵本コーナーで図鑑を見ていたSくんとHくん。

ペースが合わず、Hくんが先にめくるので、

2人でケンカになる。

Sくんが私を呼びに来て、それぞれ二人が泣きながら気持ちをぶつけてくる。

Sくんは、「自分が見ているのに、ページをめくられて嫌だった。」といい、

Hくんは、「僕だって見たいのに、見せてくれんきー。」

と、泣きながら何回も言う二人がとてもかわいくて、

「そうか、そうか。」

と笑いながら聴いていると、

Hちゃんがやってきて、

「子どもが泣きゆうに、大人が笑ったらいかんろう!」

と突っ込んできた。

ははは。

「まだ、二人が話をしているのを聞いてたがよ!」

というと、「ふんー。」といって去って行った。

 

泣きながらでも、自分の思いを言えるようになった二人。

すぐに手が出ていたこともあったもんね。

大きくなったね。

 

十分に泣いて、気持ちも落ち着くと、Sくんが寝てしまった。

その様子を見たHくんは、心配になって、

「Sくん、大丈夫?」と聞いてきた。

「ありがとう、眠くなっただけだから大丈夫!」

というと、一緒にSくんに布団をかけてくれた。

 

それから、夕方になって、外で遊ぶとき、

二人で手をつないで「さっきはごめんね。」と言い合いながら、

遊びに出ていった。

 

ぶつかったり、ほろりとしたり。

 

子どものすてき。