絵本コーナーで図鑑を見ていたSくんとHくん。
ペースが合わず、Hくんが先にめくるので、
2人でケンカになる。
Sくんが私を呼びに来て、それぞれ二人が泣きながら気持ちをぶつけてくる。
Sくんは、「自分が見ているのに、ページをめくられて嫌だった。」といい、
Hくんは、「僕だって見たいのに、見せてくれんきー。」
と、泣きながら何回も言う二人がとてもかわいくて、
「そうか、そうか。」
と笑いながら聴いていると、
Hちゃんがやってきて、
「子どもが泣きゆうに、大人が笑ったらいかんろう!」
と突っ込んできた。
ははは。
「まだ、二人が話をしているのを聞いてたがよ!」
というと、「ふんー。」といって去って行った。
泣きながらでも、自分の思いを言えるようになった二人。
すぐに手が出ていたこともあったもんね。
大きくなったね。
十分に泣いて、気持ちも落ち着くと、Sくんが寝てしまった。
その様子を見たHくんは、心配になって、
「Sくん、大丈夫?」と聞いてきた。
「ありがとう、眠くなっただけだから大丈夫!」
というと、一緒にSくんに布団をかけてくれた。
それから、夕方になって、外で遊ぶとき、
二人で手をつないで「さっきはごめんね。」と言い合いながら、
遊びに出ていった。
ぶつかったり、ほろりとしたり。
子どものすてき。