私の名前を覚えてもらいたいS君に、
自分を指さして、こういった。
「Sくん、この人だれ~?」
「はなぁ。」
はな?
鼻。
その通りや。
私が指差しているのは、たしかに私の鼻であった。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。