園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.01.10

小さな先生たち ・・・みちこ通信

 

わたしが新しい毛糸を持っていると、

Rちゃん、Aちゃん、Yちゃんが、ちょうだいと言って来る。

「いいけど、みんなで使ってね。」と渡す。

TちゃんやAちゃんも来て、みんなで必要な分だけ分け合っている。

Rちゃんが「Yちゃんどれだけいる?」と聞いて、毛糸を必要分丸めてあげて、

Yちゃんが、「それでいい。」と答えると

その場所をはさみで切ってあげるAちゃん。

この円滑な役割分担。

さすが年長さんだなぁ。

 

輪になって指編みを始めると、年中のAちゃんもやってくる。

初めてするAちゃんに、Rちゃんが教え始める。

途中でできなくなると、

「ここの指にひっかけて~・・・。」と丁寧に説明している。

 

その横で、黙々と指編みをしているTちゃん。

そのスピードは一番遅いが、誰よりも長く編んでいた。

「すごく上手に長く編めたね。」と、私が感動していると、

「お部屋でも一番なが。」と、Aちゃんが教えてくれた。

 

さらに、年中のYちゃん、Mちゃんが仲間に入る。

年長のAちゃんとAちゃんが、対になって、二人に教え始める。

そこへ、さらにSちゃんがやってきた。

すると年中のAちゃんに教えていたRちゃんが、

Aちゃん、もう覚えた?」と尋ねる。

「うん。」と答えるAちゃん。

「じゃあ、教えちゃって。」とRちゃんが言う。

Aちゃんは、目をパチパチさせながら、一生懸命、Sちゃんに教え始めた。

心のなかでは、「え~、もう、私が教えるが~!」と言っていただろう。

そんな表情だった。

それでも、一歩も引かないAちゃん。

はと組の女の子は、強いです。

 

毛糸がなくなると、「もっとほしい。」と言ってきた。

すぐにはなかったので、やりかけの別の毛糸をほどいて渡すと、

AちゃんとRちゃんは、顔を見合わせ、

まぁ、いいけど・・・。」と受け取った。

去りながら、

「本当は、ピンクがよかった・・・。」とつぶやくRちゃんに、

「青色もかわいいきー、いいやん。」と言うAちゃん。

 

私の代わりにフォローしてくれている。

ありがとう、Aちゃん。

「明日は、ピンクの毛糸を用意しておくね。」

と心のなかでつぶやきました。

 

女の子たちのすてき。

はと組のすてき。