園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.01.20

バサバサ ・・・2歳児

 

この冬休みは、よく2歳の子たちとはと組で遊んだ。

Kちゃんが、ジャンバーを翼のように広げ、

「さぁ、行くバサよ。」と言った。

「!」

そのバサがすっかり私の琴線に触れ、バサバサ言っているうちに、

鳥ごっこが始まった。

ちなみに、Kちゃんは、家では「ニャー。」を使うらしい。

KちゃんとHちゃんと、バサバサ言っては、

適当にそこらへんを走って、もとい、飛んで帰ってくる。

その仲間に、SくんやTくんも入って、行ったり来たり。

 

「ちょっと、休もうバサ。」

「行くバサよ。」

「え~。また行くバサか。」

「お昼食べようバサ。」

  「Sくんを捕まえて、食べるバサ。」

「そうするバサ。」

 

あんまりバサバサ言っていたので、

別の場面の、全然関係ないところでも、つい、

「そうバサか。」

と言ってしまった。

 

バサバサ言っていてわかったことは、

2歳というのは、なんでもないことが実に好きなんだなぁということだった。

行って帰ってくるだけ。

その回数の多いこと。さすが子ども。

ついて行けんので、「ここで待ってるバサ。」と言って待っていた。

「ただいま~」と帰ってくるので、

「おかえり~。」と笑顔で答えると、とっても嬉しそうな顔をする。

そこで、食べる動きとか、作ってくれる人ができたりとか、

ちょっとした展開はあったりして、

バサバサしていたら、一時間からそこらはあっという間に経った。

 

バサバサ二日目。

まだ遊びたかったKちゃん。

地面にシャベルで線を引いて、横線をちりばめて線路を作って、

その上を通る遊び。始まったばっかりだった。

素に戻って、お母さんとやりとりしていたが、

「また、今度しようバサ。

 一緒に片づけるバサ。」

というと、気持ちが切り替わった。

 

バサバサのすてき。