なんと昨日、高知で記録的な雪が降った。
って言っても、雪国に比べたら鼻で笑うかもしれんが、
高知的にはありえん。
これほど降ったのは20年ぶりとのうわさもある。
そして私は、研修で出かけた担任の代わりに年中のクラスに入り、
なんと森の日だったので森に行った。
なんてラッキーか。
雪修行と題して、木の枝をゆすってボタボタと雪を落とし、
それから雪をぶつけあい、
寒い~とわーわーいう子の相手をし、
その間に子どもたちは雪を転がして、巨大な雪だるまを作った。
その後、疲れて下りてきていたが、
私はどうしても、正面の山々の景色を見たかったし、見せたかったので、
レッツゴー!と行きたい子だけ、頂上に連れて行った。
このノリにつられて結局ほとんどの子が上に登り、
どの子も目の前に広がる景色を見るたびに「わぁ。」と言った。
高知では、あまりにも希少価値の高い美しい景色だった。
それにしても、泣く子続出。
火を焚いてもらっていたので、泣く子はそこで温まる。
そもそも、不安が高い子とか、泣く子にもいろいろあるわけだが、
中には、君は泣かんでよろしい、という子もいる。
そんな子には、一喝する。
すると泣き止む。
お帰りのときには、「寒くて泣きましたぁ。」と発表してもらったりして。
泣けるほど寒い思いをしたというのも、またよし。
しかし、一番おもしろかったのは、
想定外の出来事に疲れ果て、
目が据わっていた2歳児たちであった。
泣いて、
あったまって、
ちょっと興味が出て、ちょっと雪で遊んで、
けど疲れて、早々にバスに入り込んで待機し、
目が据わっていた2歳児たち。
頂上から見た山の景色、本当にきれいだった。
泣いていた子も、行く気になって冒険したね。
寒さや冷たさを超える好奇心の波が、
子どもを揺り動かす。
お天気のプレゼント。
子どもと雪が出会うすてき。