園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.01.20

 

なんと昨日、高知で記録的な雪が降った。

って言っても、雪国に比べたら鼻で笑うかもしれんが、

高知的にはありえん。

これほど降ったのは20年ぶりとのうわさもある。

そして私は、研修で出かけた担任の代わりに年中のクラスに入り、

なんと森の日だったので森に行った。

なんてラッキーか。

 

雪修行と題して、木の枝をゆすってボタボタと雪を落とし、

それから雪をぶつけあい、

寒い~とわーわーいう子の相手をし、

その間に子どもたちは雪を転がして、巨大な雪だるまを作った。

その後、疲れて下りてきていたが、

私はどうしても、正面の山々の景色を見たかったし、見せたかったので、

レッツゴー!と行きたい子だけ、頂上に連れて行った。

このノリにつられて結局ほとんどの子が上に登り、

どの子も目の前に広がる景色を見るたびに「わぁ。」と言った。

高知では、あまりにも希少価値の高い美しい景色だった。

 

それにしても、泣く子続出。

火を焚いてもらっていたので、泣く子はそこで温まる。

そもそも、不安が高い子とか、泣く子にもいろいろあるわけだが、

中には、君は泣かんでよろしい、という子もいる。

そんな子には、一喝する。

すると泣き止む。

 

お帰りのときには、「寒くて泣きましたぁ。」と発表してもらったりして。

泣けるほど寒い思いをしたというのも、またよし。

 

しかし、一番おもしろかったのは、

想定外の出来事に疲れ果て、

目が据わっていた2歳児たちであった。

 

泣いて、

あったまって、

ちょっと興味が出て、ちょっと雪で遊んで、

けど疲れて、早々にバスに入り込んで待機し、

目が据わっていた2歳児たち。

 

頂上から見た山の景色、本当にきれいだった。

泣いていた子も、行く気になって冒険したね。

寒さや冷たさを超える好奇心の波が、

子どもを揺り動かす。

 

お天気のプレゼント。

子どもと雪が出会うすてき。