園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.02.10

子どものするどさ ・・・みちこ通信

 

いつも、保護者の方に多大なご協力いただいている豆まき。

子どもからこんな声が聞かれた。

 

「白鬼が怖かった。

 でもあれは、人間だよ。

 だって、ぼく前に鬼のお面がずれて、鬼が手で直すの見たきー。」

「そうそう、髪の毛は毛糸で、もじゃもじゃだったし~。」

 

すごい観察力。

豆を投げながらも、ちゃんと見てるのね。

その昔は、靴でばれたとかありましたね。

だから今は、お面も本格のものを購入し、粋な着物も着て、足袋。

お面の下は、目出し帽だから、もう、大変。

 

ま、そうはいいながらも、

しっかり怖がっていた子どもたちであった。

 

以前、ネックウォーマーがはと組の忘れ物で挙がった時、

「これ、誰の忘れ物かなぁ。」というと、

Sくんが、「ちょっと貸して!」と匂いをかぎ、

「うん、これはまみこ先生の匂い。」と言った。

 

その声で、近くにいたHくんにAちゃんも「かがせて。」といって手に取り、

「うん、そうだ。この匂い、まみこ先生や。」

と言った。

 

そして、実際にその通りであった。

家中を探し回っていたまみこ先生は、恐れ入って感謝した。

なんという嗅覚であろうか。

ちなみに、他のクラスでも、よくそんなことがあるらしい。

 

子ども、スゴし。

 

さて、豆まきに戻るが、

私が「先生は、お休みでよかった。鬼に連れて行かれたら怖いも。」

と言うと、

「先生は、大丈夫やきー。」という。

「どうして?」

「だって、鬼は若い先生しか連れていかんき。」

 

というわけで、例年、新人が生贄になっていることを、

子どもたちもご存知なのであった。

 

回を重ねることで生まれる、

そして、「恐怖」を必死でよけようとすることから生まれる、

子どもの推理に洞察力。

 

子どものすてき。