年長さんでのお話。
険悪なムードのMちゃんとYちゃん。
心をなかなか整理できない。
この関係性が、ここのところ少々長い。
Mちゃんの様子を見た、別のMちゃんが、
二人が隣の席であるのを見て、こういった。
「Mちゃん、大丈夫?
代わっちゃおうか。」
友だちの様子をそばで見ていて、そんなふうに言えるMちゃん。
心からすてき。
そして、年中さんでのお話。
生活発表会の練習で、4人のアイドルが2人だけ。
風邪でお休み。
だから、恥ずかしがり屋のSちゃんが、先に舞台に進まなければならなくなった。
登場前に、YちゃんとSちゃんが話をしている。
耳をすますと、先生にこんな会話が聞こえてきた。
「Sちゃん、先に前出るの恥ずかしい?」
「うん・・・。」
「じゃあ、私が代わりに先出ちゃおう。」
あれ?順番が変わったな、と思った舞台裏にはこんな思いやりがあった。
決してYちゃんだって、平気なわけじゃなくて、
2人とも、とっても恥ずかしそうだったけど、
楽しく踊れた。
それぞれが、それぞれの姿を受け入れ合う姿、
その社会性。
そして、自分は大丈夫だという自覚
その知性。
子どものすてき。