園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.03.30

私が代わりに ・・・年長児 年中児

 

年長さんでのお話。

険悪なムードのMちゃんとYちゃん。

心をなかなか整理できない。

この関係性が、ここのところ少々長い。

Mちゃんの様子を見た、別のMちゃんが、

二人が隣の席であるのを見て、こういった。

 

Mちゃん、大丈夫?

 代わっちゃおうか。」

 

友だちの様子をそばで見ていて、そんなふうに言えるMちゃん。

心からすてき。

 

そして、年中さんでのお話。

 

生活発表会の練習で、4人のアイドルが2人だけ。

風邪でお休み。

だから、恥ずかしがり屋のSちゃんが、先に舞台に進まなければならなくなった。

登場前に、YちゃんとSちゃんが話をしている。

耳をすますと、先生にこんな会話が聞こえてきた。

 

Sちゃん、先に前出るの恥ずかしい?」

「うん・・・。」

「じゃあ、私が代わりに先出ちゃおう。」

 

あれ?順番が変わったな、と思った舞台裏にはこんな思いやりがあった。

決してYちゃんだって、平気なわけじゃなくて、

2人とも、とっても恥ずかしそうだったけど、

楽しく踊れた。

 

それぞれが、それぞれの姿を受け入れ合う姿、

その社会性。

そして、自分は大丈夫だという自覚 

その知性。

 

子どものすてき。