卒園式が終わり、ほっとした様子でその余韻を感じながら過ごしていたはと組。
卒園児たちは、「思い出画集」の続きをして遊んでいた。
それぞれが、自分の顔を描いて、名前を書いている。
そして、私にも、名前を書いたから、顔を描いてと言って来る。
描いて渡すと、Nちゃんが「忘れ物があるきー。」と言う。
何をするのかと思うと、
「はい、ほくろ描いたき~。」とおでこにしっかりと黒い丸を描いた。
はは。
周りの子は、「そっくりや~。」と大喜びだった。
そのあと、謝恩会でお母さんたちが踊ってくれた「ポニョ」を踊った。
そのとき、年少の時から憧れていたのに、
恥ずかしくて運動会のチアの係りを断念したMちゃんも、一緒になって踊った。
最後の最後で・・・。
よかった。
その日の夕方、Tくんが、
「ぼく、心も一緒に卒園したき。」
といって帰っていった。
その言葉を聞いて、胸が熱くなった。
心からはと組のすてき。