園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.04.30

進級児 ・・・年少児

 

4月。

なんと豊かな季節であろうか。

それぞれが新しい出会いを果たし、

それぞれが自分の存在をアピールし、

それぞれが思い思いの出し方をするこの季節。

 

もちろん、秩序なし。

ふわふわとしたこの季節、

2歳からの進級児には、是非ともモデルになって、

みんなを引っ張ってね!

なんて、思うかもしんない。

 

しかし、実際は無秩序の作り手になって、

率先して、この混乱を深めてくれているんであった。

あはははは。

彼らだって、とてもとても緊張しているのだ。

この新しい生活に。

 

そんななか、やけに解放されている男ひとり。

Tくん。すなわち進級児。

 

お誕生会中、ずっとテラスを走り回り、

そのあと、ずっとパンツ一丁で、園庭を走り回ってましたね。

降園まで。

 

その、幸せそうなこと。

彼は、2歳の一年で、

実は好きじゃないお集まりの時間とか、

「それでも、僕は居なきゃいけないかもしんないね。」と、

秩序の一員として、自分を律していたところであった。

だから、他に行っちまう友だちなんかに、

ものすごく注意をする男にまでなっていた。

ほんとは、そっちに行きたいのよね。

 

今、このわけわかんない4月。

彼は、自由なんである。

 

だから、パンツ一丁で走り回るんである。

 

子どものすてき。