子ども時代というのは、
無駄なことにエネルギーをそそげるものである。
ひたすら、並べて、花の数を数える子どもたち。
タンポポの花、147コ
芍薬の花びら 120枚
そして、アジサイのガク、532コと555コ
並べるだけでも、心折れそうになった、アジサイ。
そのアジサイの、あのきれいなところが、
花ではなく、花を守るガクであると知った時、
そりゃまじですか!
とTくんの瞳孔が開いたそうである。
宝石の好奇心。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。