園庭に咲き始めたひまわりを描くAちゃん。
「花ってどうやってかく?」
と、隣にいた私に聞いてくる。
「じゃ、見てみよう。」
と、彼女を抱っこして、ひまわりの花の前に近づける。
彼女は、花を観ながら、
こんなふうに、独り言をつぶやいていった。
「う・・・ん、どうやってついてんの?
あ、裏からか。
こうやってついてんだ。
(茎を触って)
「わぁ、とげとげ。」
(ひまわりの花びらを触って、)
「けっこう、固い。」
「葉っぱは?
(裏をめくって、)
「あ、裏、こんなんかぁ。」
(さわって)
「気持ちいい~。」
(花の中を触って)
「ん、このぺとっていうのは?
花粉か。」
お母さんが、関東の方なので、土佐弁ではない。
こんなふうに、子どもは、見て、触って、感じる。
私が黙っている傍らで、こんなにたくさんの気づきがある。
子どもにとって、世界は、どうしようもなくおもしろい。
子どものすてき。