若草幼稚園のお誕生会では、
司会当番さんが「お名前は?」と尋ねると、
「~です。」と自分の名前をいう事になっている。
年長のLちゃんのそれは、幼児のものではなかった。
なんでしょう。
落ち着いていて、すべきことを過不足なく行うその佇まい。
大人でもできん気がする。
心底ほれぼれした。
それで、次の日、偶然階段で出会った時、
「Lちゃん、昨日のLちゃん、本当に素敵やった。
まるで、小学生みたいやったわ。」
というと、
わかってる、という実に知的な笑みを浮かべ、
それから、
「まみこせんせいのこれ、すてきやった。」
と首を指して、私がつけていたネックレスを誉めてくれた。
さすが。
お母さまが服飾関係の店長なだけある。
これは。
女子の会話ですね。
幼児と先生じゃないですね。
子どものすてき。