園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.09.10

仕事と野次 ・・・年長児

 

はと組の年長さんで、久しぶりにお昼を食べた。

すると、午後からの仕事がめっちゃ嫌になってしまった。

 

「どうしよう。

 まみこ先生、泣きそう。

 仕事したくなぁい。」

 

というと、とたんに子どもたちが、

「園長!」「園長先生!」と呼びはじめた。

なにそれ。

さっきまで、「まみこ先生」やったやん。

 

がやがやといろんなご意見が飛び交う。

 

「あー、もう、家帰って寝たいわ~。」というと、

「そうしいや~、」という声も聞かれる。

そんななか、

Sくんが、私の背中をおしながら、

「仕事せな、お金もらえんぞー。

 仕事せんと、お金もらえん。

 仕事、がんばれ。

 女やったら、しゃきっとせな~。」

 

と真剣なエールを送ってくれた。

そうだよね。

お母さん、ほんとに、頑張ってるもんね。

 

「わかった。

 頑張る。」

 

というと、

「そうだそうだ!ちゃんと仕事しろー。」

「死ぬまでやれ~。」

と野次が飛ぶ。

 

「わかりました。

 もう、お家帰って、ソファに座って、

 ポテトチップス食べて、

 アイスクリーム食べながらテレビ見たりせんき、

 ちゃんと働きます。」

 

「うそや、

 ちゃんと仕事しろ~、」

 

とまた、野次が飛ぶ。

 

するとAちゃんが、

「もう、みんなでそんなにまみこ先生、怒ったらいかんで。」

となんだか泣きそうになって、止めてくれた。

 

ありがとう。

ほんとに、いろんな子がいる。

そして、かわいい。

 

というわけで、

「じゃ、はと組の年長さん、

 お仕事行ってきます!!」

といって、別れたのであった。

 

子どものすてき。