はと組の年長さんで、久しぶりにお昼を食べた。
すると、午後からの仕事がめっちゃ嫌になってしまった。
「どうしよう。
まみこ先生、泣きそう。
仕事したくなぁい。」
というと、とたんに子どもたちが、
「園長!」「園長先生!」と呼びはじめた。
なにそれ。
さっきまで、「まみこ先生」やったやん。
がやがやといろんなご意見が飛び交う。
「あー、もう、家帰って寝たいわ~。」というと、
「そうしいや~、」という声も聞かれる。
そんななか、
Sくんが、私の背中をおしながら、
「仕事せな、お金もらえんぞー。
仕事せんと、お金もらえん。
仕事、がんばれ。
女やったら、しゃきっとせな~。」
と真剣なエールを送ってくれた。
そうだよね。
お母さん、ほんとに、頑張ってるもんね。
「わかった。
頑張る。」
というと、
「そうだそうだ!ちゃんと仕事しろー。」
「死ぬまでやれ~。」
と野次が飛ぶ。
「わかりました。
もう、お家帰って、ソファに座って、
ポテトチップス食べて、
アイスクリーム食べながらテレビ見たりせんき、
ちゃんと働きます。」
「うそや、
ちゃんと仕事しろ~、」
とまた、野次が飛ぶ。
するとAちゃんが、
「もう、みんなでそんなにまみこ先生、怒ったらいかんで。」
となんだか泣きそうになって、止めてくれた。
ありがとう。
ほんとに、いろんな子がいる。
そして、かわいい。
というわけで、
「じゃ、はと組の年長さん、
お仕事行ってきます!!」
といって、別れたのであった。
子どものすてき。