園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.09.20

見通し

 

うちの下の息子は、給食が大敵である。

トマトなんて、入っていようものならもう最悪。

 

というわけで、

毎日、前日に給食の献立をチェックしている。

明日の敵は、ピーマンとか、ナス、とチェックして、

明日の計画を立てるのである。

例えば、夜のうちに「お腹が痛い。」と言っておいて、

親に学校を休むための種まきをしておくとか、

朝ごはんの量をおさえて、お腹をすかせて、一気に飲み込むとか、

ええ加減にせい、

と言いたいが、本人にとっては非常に大きな問題らしい。

 

6のこのクラスは、

給食を残してはいけない、という方針である。

なので、息子は担任が苦手である。

ちなみに、総体として残してはいけないので、

自分の嫌いなものを食べてくれる人がいればよい。

 

これがなかなか微妙である。

トマトは好きな人がいるかもしんない。

しかし、ピーマンが大好きという人は、

あんまりおらんであろう。

だから、毎回食べてというのも、気が引ける。

だから、デザートをつけたりする。

彼の苦手なものを食べてくれるお友だちは二人いて、

ところが、そのうちの一人がお引っ越しすることになった。

彼の第一声は、給食を食べてくれる人が一人減る。

であった。

いいの、それ。

だから、別の仲の良い子に食べてもらおうかなぁ、

と言っていたが、その子は席がちょっと離れている。

席を立って、運ぶというのもなんだよね。

 

というわけで、

苦手な給食をめぐって、

彼は、見通しと交渉術を身に着けているのであった。

 

給食のすてき。