Aくん、part2。聞いた話。
Aくんが、すてきな砂のごちそうを作った。
それを、お友だちに見せに行くと言って、
意気揚々と向こうへ向かう。
ん?
止まってるぞ。
どうしたんだろう。
「Aくんどうしたの?」
と聞いてみる。
すると、Aくんは、こう言った。
「何しに来たか、忘れた。」
Aくんのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。