年少のA君が、一人で大きな給食のお鍋を運んでいる。
その道は、まるでレッドカーペットのよう。
思わす、
「Aくん、すごい。かっこいい。」
と声をかける。
すると、彼の顔がぐんとひきしまった。
忘れられないあなたの顔。
保育の幸せ。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。