園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2016.12.10

納得がいかない ・・・年中児

 

彼には、彼の、それなりのご意見があった。

彼は、ある日、お友達の家族と焼き肉を食べに行った。

そこで、戦いごっこをし、思いのほか、強くあたってしまって、

相手は泣いて、自分の親に訴えた。

 

それが、彼には納得がいかなかった。

彼も、別の場面で自分でふとももをぶつけた。

結構いたかったらしい。

しかし、「男だから、泣かない。」と言った。

 

ほぉ。

そんな、男気をもっておったんだね。

 

焼肉屋の出来事を聞いていて、

「じゃ、つまり、戦いごっこで痛かったのを、

 泣いて親に言うな、といいたいわけやね。」

というと、

黙って頷いた。

 

おそらく、日ごろの言動とあいまって、

なんとなく自分が悪いという雰囲気を感じ取ったのだろう。

 

しかし、彼には彼の言い分があるわけだ。

孤独と共に、それを感じているわけだ。

でも、それはなかなか言葉に出して言えない。

言えないから、幼稚園で「結局僕は、悪い子なわけ?」

と試す。

彼の思いを聞いた後、「君は悪い子じゃないね。」

というと、安心したようで、いつもの調子に戻った。

 

一般論ではあるが、親同士の関係と言うのは、なかなかに難しい。

我が子の言い訳をすると逆効果であることが多く、

やはり、自分の子どもを相手の親御さんの前で、

きちんと叱らなければならない。

なんとも辛いものである。

 

幼稚園だからこそ、できることがたくさんある。

保育者はいつも中立の立場。

一緒に、頑張っていこうね。