園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2017.01.10

3歳です ・・・みちこ通信

 

若草幼稚園の子どもたちの学びを導くのは、「憧れ」である。

その対象は、特に年長児。

年長さんのお誕生会の司会は、全園児の憧れ。

この日、年長さんは伝統ある園服を着て、

舞台に立ち、マイクを持つ。

子どもにとっては、大変な誉らしい。

 

なので、下級生はよく「お誕生会ごっこ」をする。

2歳も御多分にもれず、「お誕生会ごっこ」が大好きである。

 

この日、砂場でHちゃんとYちゃんがバケツのお誕生日ケーキを作っていた。

そこへ、NちゃんとNちゃんも参加して3個のバケツにいっぱいの砂が入る。

「お腹すいたから、食べたいな。」というと、

「誕生日のケーキやきダメ。」というYちゃん。

「あ~あ、残念!」というと、

「待ってて、順番やき~。」とHちゃん。

少し待っていると、

「はい、みちこ先生の誕生日。」とHちゃんが呼んでくれる。

そこで、食べようとすると、制止が・・・。

「だめ、これで食べるが。」とYちゃん。

大きなスコップを私に渡してくれる。

「いただきま~す。」と食べる真似をすると、

「まだ。歌うき~。」

とまたもや制止が入り、4人でお誕生日の歌をうたってくれる。

 

そして、お誕生会のように、

「お名前は?」と聞かれる。

「いとうみちこです。」

「おめでとうございます。」

「いくつですか。」

 

「え~と、・・・。」

という間に、Yちゃんが、

3歳です。」

と。

 

そばにいる年中のHちゃんが、

「ぜったい違う」と苦笑しながら首を振っている。

 

Yちゃん、あなたはきっと大物になりますね。

その断言ぶり。2歳だって、世界は動かせる。

 

それにしても、2歳のまわりには、いつも温かい空気が流れている。

やさしいお兄さんお姉さんの目も。

春になったら、年少さん。

今から楽しみですね。