園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2013.11.20

はずかしがりやさん・・・Mちゃん 3歳児

 

一学期始まって間もないお弁当の時間、年少さんにおじゃましたときのことです。

ミルクが飲める、飲めないの話になりました。

それから、納豆が食べられる、食べられないの話にも。

「ええー!納豆食べられんの~、すごいね~。」なんて言いながら、

私の目と頭は、意外な子たちに釘づけ。

このクラス、兄弟児が多くって、幼稚園には慣れているんだけど、この警戒心!!なかなか。

慣れていることと、一員になることは、全然違う。

それでも、Aちゃんは、お話ししているうちに私に対する警戒心を徐々に解いてくれました。

しかしMちゃんは、うつむいたまま。でも、聞いてる。よく。

 

「Mちゃんは、食べられんの?」と一球、投げてみましたぁ。

 

無視。むし。ムシ。虫・・・。

はは。

すると、隣に座っていたKちゃんが

「Mちゃんは、はずかしがりやさんながねっ」とMちゃんを見て言いました。

 

!!!

 

もう、わかってるのね。お友達のこと。

それで、ちゃんとフォローするなんて。

 

しかし、笑えたのは、そのときのMちゃんの表情でした。

「そっか~、はずかしがりやさんかぁ」という私を尻目に

 

「ニヤリーン」

 

と笑う。

 

む、彼女、ブラック?ちょっと。

 

この私の仮説は、いろんな場面で検証されております。

お兄ちゃんは、そりゃあ、びっくりするくらいシャイで誠実で、真面目な人。妹のMちゃんは、シャイなんだけど相当ブラック。常に、その手に乗るかのスタンスで、人を見てる。

先日、私が年長さんに乗られて、ぎゃーぎゃー言ってる時に、彼女、爆笑してました。

あなた、さっきまで一人で座り込んで、じっとしてたじゃないの。

そのあと、同じように手持ち無沙汰なKちゃんと、たそがれてたじゃないの。

なのに、なんだその爆笑っぷりは。

 このあと、どろ団子を一緒に作りましたが、何個もぶっ壊されました。ふふ。

 

感性のレベルで、権威や規範や自分を縛り付けるものに敏感なお子さんがいます。

だけれど社会は、どうしようもなく、そんなところで、

幼稚園にだって、「先生」がいて、「お集まり」があって、

しなきゃいけないことはしなきゃいけないもの。

 

でも、この人たちの感性は、とっても大切。うそくささを見抜く力、とっても大切。

 

とりあえず、

たくさんたくさん、一緒に笑おうね。

 

Mちゃん。