園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2017.02.20

運命の後押し ・・・年少児

 

Aくんが、舞台の上で自信がなくなって、

ヒーローのジャンプをしなかった。

 

俄然、「なんとかしてやらんと!」

と盛り上がる園長ドウモトマミコ。

 

Aくん、まみこ先生と秘密の特訓や。」

 

といって、園庭に連れ出す。

技は、ゴム紐飛び越えの術。

ただ、走っていればできる技だが、

遮蔽物のように感じてしまうと跳べなくなる。

 

そこで、まず地面に白いラインを引き、

ここを走って来て飛び越えるように言う。

もちろん、できる。

 

そこで、ゴム紐を投入。

と思いきや、ゴム紐がない。

職員室にもない・・・。

本番用のものは、もう、本番用に高さをセットしてあるから、使えない。

どうしよう・・・。

なんとしても、高さを自在に調整できる、彼専用のゴム紐がほしい。

 

そのとき、なんと、ゴム紐を持っている人が現れたのである。

それも偶然。

うちのお針子Fさんである。

 

Fさん、ゴム持ってない?」

「持ってます。」

 

運命。

 

なんとすばらしい。

Aくんと私を応援してくれている神様がいる。

Aくんは、自ら高さをどんどんと上げていき、

誇らしげに何度も跳んだ。

そして、本番もバッチシだった。

 

目的を共有するからこそ、立ち現れる運命の後押し。

運命のすてき。