園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2017.02.20

せーの ・・・年中児

 

Sちゃんは、話が飛躍する名人である。

S法則ともいえる、連想方程式があるようだ。

 

ちょっとした女子的問題が起こっていて、

二人で話し合いをする。

何か、嫌なことがあったら、教えてほしいというと、

 

「子ども刑務所って、あるの?」

「はい?」

 

唐突な質問に、一瞬何をどう話していいかわからなくなってしまったが、

中学生ならあるかも、とか、小学生はどうだろう、とか、

いや、あるんじゃないですか、子ども刑務所も、

などとしどろもどろに答えてしまった。

それから、

「悪いことをした大人は、死んだらどうなるの?」

と聞かれ、「そりゃ、閻魔大王がいますからね、」

などと、話は飛躍していき、

 

最後はなぜか、二人で柔軟体操をするに至った。

 

ずっとこのまま、彼女と話をしていたかったが、

なんとか話を元に戻し、相手に嫌だった気持ちを表明することになった。

 

恥ずかしいから嫌だ、相手が怒るかもしれないから嫌だ、

と自分で言うのは固辞するので、

「一緒にいうなら大丈夫?」

と聞くと、「それならいい」とのことだったが、

いざいうときには、

 

「まみこ先生、一緒に言ってね~、

 せーの。」

 

とむしろ仕切ってくれており、

ほんまにおもしろい子であった。