ここ数年、森で流行ってきた落とし穴大作戦。
まず、求められたのは、保育者の芸術的なこけ方であった。
たとえ、「ここに落ちて」と言われようとも、
穴が丸見えであっても、
浅すぎて、どうこけていいかわからんとしても、
穴の前に不自然な羽が突き刺してあろうとも、
我々は、芸術的にこけてきた。
しかし。
それでいいのか。
というわけで、特に年長には、
気づかれない穴とはどのようなものか、
さりげなく導いてきたせんせいたちである。
そして、工夫し始めた子どもたち。
先日の森でも、落とし穴作りが盛り上がった。
枝をしいて、それらがずれないように石もまわりにおき、
ものすごく試行錯誤して・・・。
えらく弾力性のある落とし穴ができあがった。
つまり、詰めすぎたということである。
そういうわけで、こけにきた先生は、
ボヨンボヨンとはねた。
そしてある子がいった。
「トランポリンみたい。」
落とし穴は、トランポリンになった。
子どものすてき。