園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2017.03.20

穏やかな日差しのなかで ・・・みちこ通信

 

春の穏やかな日差しがさしこむ園庭。

今日もYちゃんとYちゃんが花壇の横に座って、

さら粉づくりにいそしんでいる。

 

「せんせい、忙しいき、手伝って!」

「いいけど、何を手伝うの?」

「ごちそうを作るから、土を入れて。」

 

というわけで、一緒にさら粉づくりをする。

 

そこへ、足漕ぎ三輪車にのったSくんが、

「ただいま。」と帰ってきた。

Yちゃんが、「お父さん、遅かったはね!」と向かえると、

Sくんがニコニコして、「ごめんごめん。」と答える。

 

ちなみに、2歳児です。あと、10日もすれば年少ですが。

 

Sくんが「おなかすいたなぁ。」というので、ごちそうを出す。

食べる真似をして、「じゃあ、行ってきます。」と言って、

また、足漕ぎ三輪車で出かけていった。

 

「お父さん、もう行くがや。」と私が言うと、

Yちゃんが、「そう、お父さんは忙しいが。」と言い、

もう一人のYちゃんも、「忙しいがよ。」

と言った。

 

そうね。

お父さんは忙しい。

お母さんも忙しい。

 

だから、子どもたちは、

ここで、そんなお父さん、お母さんを思いながら過ごす。

穏やかに、そのままに。

 

子どものすてき。