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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2013年11月20日
さくらのくちびる・・・Eちゃん 2歳児

 

動かない。

と言えば、Eちゃん。

いつも脱力してる。

と言えば、Eちゃん。

しゃべらないときは、まったくしゃべらない。

と言えば、Eちゃん。

脱力したときは、抱っこすら困難となるEちゃん。

その心はどんな心?

その頭は、どんな頭?

それが知りたくて、ちょっと一緒に遊んでみました。

 

不本意な歯科検診に静かに怒っていたEちゃん。

おなじみの「ナマケモノ」モードに入りました。

動かない。

脱力して、移動すら困難。

しかし、きっと論理が通じる相手と踏んだ私は、必死であれこれと説明いたしました。

 

それから、軽やかなそよ風のなか、二人でテラスに座っていました。

背中のドアを押したら開いて、「開いたね」って言ったら、

なぜか、笑みを浮かべたEちゃん。

そのまま開け続けて、笑みも続きます。

なんでかわからないけれど、私も一緒に笑います。

 

それから、足こぎ三輪車に注目したので、「一緒に取りに行こう。長靴履いて」というと、

自分で長靴をはき始めました。

 

お、履いた。

 

お姉ちゃんと一緒。意志があれば動く人。

 

それから、Eちゃんは砂場で遊び始めました。

自分の行為の結果に、常に笑みを浮かべるEちゃん。

めまぐるしく、頭の中がまわっているのがわかります。

その頭が指令を出せば、走ることだってするし!それに早いし!

重い水だって持つし!

すてき。

とてもすてき。

 

驚いたのは、水場への移動のとき、歩いて持っていくとこぼれてしまうカップの水を、

適量に調節して!持っていきました。

その手の動きの繊細さと滑らかさ。

2才では、いや3才でも、なかなか見られない手の動きだし、

先を予測して対処するなんて、普通ではなかなか見られないことです。

2リットルのペットボトルを扱うさいにも、

満杯から水が減って、自分が持てる重さ、注げる重さになると、

手を出してきて自分で扱うEちゃん。

その判断の的確さ。

時間が経てば経つほどに、私への「これ」「あれ」「こう」「ここ」の指示が的確に増えていき、

彼女の試行錯誤の本流に、心地よく漂っていた私でした。

 

だけど、今こうしてEちゃんのすてきを心に残しながら、

一番書きたいことは何かというと、

それは、彼女の桜色のくちびる。

 

なんて、きれい。

どの化粧品会社にも出せない、

うつくしい、桜色のくちびるです。

 

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