いきなり背中に飛び蹴り一発。
ぬぉおお~。
「お話があるときは、いきなり蹴らんと、
まみこせんせい、遊ぼうとか、
言うたらえいといゆうろう!」
と怒るドウモトエンチョウ。
と、その手の中にミントの束が。
「お茶か。
一年前の!」
黙ってうなづく、Rくん。
彼は、副担任の先生と、
ミントの葉をきれいにちぎって、
そして、水で洗って、持って来ていたのだった。
そうか。
一年前、二人で作ったんだよね、ミントティを。
それを、先生に味見してもらって、
そして、みんなに分けたんだったね。
この園で受け入れられたという証だったミントティ。
懐かしいね。
子どものすてき。