子どもがパタパタと走るので、
「パタパタ」と言ってみる。
すると、それを聞いて嬉しそうに走る。
なので、
「パタパタパタパタパタ」
と増やしてみると、もっと嬉しそうに走る。
それで、私が、高低をつけて、
「パタパタパタパタパタパタパタパタパタ」
というと、「キャァ~。」と笑って走る。
それから、タイミングを合わせるかのようなタメがあって、
私の「パタパタパタパタ」と一緒に、子どもが走る。
何回も、何回も走る。
最初は、Hくん。それを見た、Nちゃん。
二人は、交互に私の声と一緒にパタパタと走り、
それから、時々一緒に走る。
きゃぁきゃぁ、笑いながら走る。
特に意味なし。
これが、子どもの「楽しい」ということです。
そこに、われわれが「学び」というものを、
見取っちゃいます。プロとして。
見取って、膨らませるのです。
例えば、これは、お友達と一緒にいる心地よさの萌芽です。
2歳のお友達関係の真髄です。
私たちとは、ちがうね。
心と身体のリズム。
子どものすてき。