下の息子と小学校のときの話になった。
何かをしでかして、先生が怒り狂い、
クラスのみんなで謝りに行ったことがあるという。
そのことについて、彼はこういった。
「ぼくは、全然、悪いと思ってなかったけどさ~、
まぁ、そういうわけだから、一緒に謝ったの。
でも、全然悪いと思ってなかった。
口パク。
いや、言葉ははっきりいったけど。」
つまり、言いはしたが、
心は全くなかったということだね。
口パクのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。