水色の車がほしかったSくん。
自分は、赤い車を持っている。
さらに、それがほしいのか。
Yくんにこう言う。
「かして。」
「いやだ。」
「かして。」
「いやだ。」
「かして。」と追いかけるも、逃げるYくん。
そりゃ、そうだよね。
そして、次第に声がでかくなる二人。
「かして!」
「いやだ!」
「かして!!」
「いやだ!!」
「ほんならこれかしちゃおう!!!」
と叫び声マックスで、自分の赤い車を差し出した。
笑える。
そして、Yくんは、なんか気圧されたか、納得したのかわからんが、
その水色の車をSくんに差し出し、
二人は交換したのであった。
こうして、折衝とか交渉とか生まれて、
大阪商人が生まれる、みたいな感じでしょうか。
子どものすてき。