園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.05.10

どうぞ ・・・みちこ通信(年少児)

 

ずっと雲梯にぶらさがっているKくん。

たまりかねて、待っていたNくんが、

「はよう、行ってや~。」という。

だがしかし、K氏は、知らんぷりを決め込む。

着いても、そこから動かない。

 

「はやく代わって!!」

「Nくん、嫌い。

 Kちゃんは好きやけど。」

(なぜ、そこでKちゃん?)

 

さらに2,3回言い合い、

Nくんが、ひっくり返って泣いて怒り出す。

見かねた私が、10まで数えて「代~わって。」というも、

「うるさい!」と返される始末。

仕方なく、Nくんと一緒に、離れた場所に腰かけ、

雲梯を眺めていると、

Kが落ちることなく渡り終えた。

思わず、「Kくん、すごい。最後まで雲梯できたね。」

というと、Nくんも、「うん。」とうなづく。

 

Nくんをおんぶして、雲梯に行き、

「Kくん、最後まで雲梯できたの、Nくんと見たよ。

 すごいね。」

と声をかけると、

嬉しそうに、「うん。」とうなづいた。

「じゃぁ、先生もするき、見ててね!」

といって、Nくんをおんぶしたまま雲梯にぶらさがると、

Nくんが、背中で笑い出し、Kくんも、

「Nくん、していいよ。」

と譲ることができた。

 

いろいろあるね。

心が動くね。

 

子どものすてき。