園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.12.20

友情② ・・・年長児

 

ばら組のマジシャンごっこに呼ばれた。

積み木で作った空間に入った人が、

忽然と消えるというマジック。

 

ん?

なんか、ガタガタ音が聞こえるな。

 

とは、思わんようにしよう。

 

「裏におらんで。」

と数回言っているが、

それは、むしろ聞かんことにしよう。

 

というわけで、先生が鳴らす「オリーブの首飾り」に合わせて、

マジックが繰り広げられ、パッと布が外される。

 

おらん!

おらんじゃないか!

 

いろいろ聞かなかったことにしよう、

を外して、普通に、驚いた。

 

「忽然」

 

という感じが実に出ており、

素直に感動した。

 

それで、もっと感動したことがあった。

 

この遊びはTくんとAくんが中心になって、作った遊びだった。

だが、Aくんは、ご招待頂いた園長ドウモトマミコが来た時、

恥ずかしくなって身を引き、かわりにKくんが構えていた。

誰かがAくんのことを言って、

先生も、「Aくん、すればいいのに。」と後押しする。

それで、ちょっとAくんがその気になった表情をみて、

すかさず、Kくんが、「はい。A。」

と譲ったのだった。

 

なんと素敵な光景か。

そこには、相手を尊重する友情が見えた。

 

つづく。