年長さんとプールに入る。
とにかく、子どもたちを投げるのが大変!
と、聞いていたが、実際には、「見て見て」攻撃だった。
保育者に遊んでもらうことよりも、
まず、認めて欲しいという気持ちを前面に出す子どもたちに出会い、
自分なりのめあてを持って、それをクリアする喜びを日々感じているんだなと、
嬉しく思う。
そんな中、Yくんは、水に潜る際、鼻をつまんでいることに気づいた。
そこには、大変な必死さも見える。
「息、ふーん、て吐いてみいや。
ほんなら、水が入ってこんから。
ふーん、って。」
とアドバイスする。
それから、いろんな子の「見て見て」に付き合う。
と、Yくんが、「見て見て。」といって来た。
なんと、鼻をつまんでいない!
「すごいやん!
やってみたんや。
すごいすごい!」
と感動する。
すると、Yくんの顔に花が咲いた。
それは、挑戦の先にある、
「やってよかった」、「できた」という、
思わずこぼれ落ちるお花であった。
これは、誰かに課題として与えられるのではなく、
自分でやると決めてやってみないと咲かないお花である。
子どもに散りばめられている小さな勇気が、
保育者を幸せにする。
子どものすてき。