園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.08.30

子どもの喜び ・・・年長児

 

年長さんとプールに入る。

とにかく、子どもたちを投げるのが大変!

と、聞いていたが、実際には、「見て見て」攻撃だった。

 

保育者に遊んでもらうことよりも、

まず、認めて欲しいという気持ちを前面に出す子どもたちに出会い、

自分なりのめあてを持って、それをクリアする喜びを日々感じているんだなと、

嬉しく思う。

 

そんな中、Yくんは、水に潜る際、鼻をつまんでいることに気づいた。

そこには、大変な必死さも見える。

 

「息、ふーん、て吐いてみいや。

ほんなら、水が入ってこんから。

ふーん、って。」

とアドバイスする。

 

それから、いろんな子の「見て見て」に付き合う。

と、Yくんが、「見て見て。」といって来た。

なんと、鼻をつまんでいない!

 

「すごいやん!

やってみたんや。

すごいすごい!」

 

と感動する。

 

すると、Yくんの顔に花が咲いた。

それは、挑戦の先にある、

「やってよかった」、「できた」という、

思わずこぼれ落ちるお花であった。

 

これは、誰かに課題として与えられるのではなく、

自分でやると決めてやってみないと咲かないお花である。

 

子どもに散りばめられている小さな勇気が、

保育者を幸せにする。

 

子どものすてき。