朝は、落ち葉がたくさん落ちている。
続けて早出に入っていて思うことだが、
子どもは働き者で、かしこい。
この日、年少のHちゃんは、驚くほど長い時間、
落ち葉掃除に従事していた。
あの長い竹ぼうきを一人で扱い、
一人で、塵取りに落ち葉を入れ、
さらに、かごに入れて、一緒に入ってしまった砂をふるい、
それから、ごみ袋に詰めていた。
ひとりで。
心から感心しながら、一緒に作業を始める。
45分くらい、経っただろうか。
Hちゃんが、「トイレ行ってくる。」と言って、トイレへ。
その間に、砂場のビニールシートの上に落ちていた落ち葉を、
園庭にふるい落とす。
すると、Hちゃんが、戻ってきて、こう言った。
「Hが、おらんで、大変やった?
Hがおらんで、大変やったろう。」
彼女は、これを何度も繰り返した。
うん。
大変だった。
仕事は、子どもに誇りをもたらす。
子どものすてき。