抵抗勢力は、私が園庭に降り立つと、
「来たっ。」と逃げる。
大変、楽しそうである。
私の悪い癖だが、
つい、自分も楽しくなって盛り上がってしまうところがある。
それを抑えなければならない。
「その手には乗らんぞ」ということの方が、今は大事である。
そうして、職員室から、安全確認だけするべく、
外を眺める。
そうすると、
私の視野の端にいた彼らは、
私の視野のど真ん中に移動してくる。
笑えるよなぁ。
それで、ある日、ついその手に乗ってしまい、
追いかけ始めるが、
疲れるし、やめとこ、と背を向けると、
あきらめるのか。
と言う言葉を投げてよこした。
ふふ。
相手したいけどさ、まみこ的には。
園長としては、今は、だめなのよ。
君のために。
その数日後、
「あきらめるのか。」といった彼が、
「鬼ごっこしよ。」と、誘ってきた。
年少さんと私が盛り上がっているのを見ていたな。
これは、相手できるよ、できるわけよ。
子どものすてき。