園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2022.02.10

思いは巡る ・・・年長児

 

節分の日。

先生が、地獄の絵本を読む。

先生が、「鬼、来るかしら」というので、

「電話しちょくわ。」と言ってみる。

すると、Tくんが「俺んち来てって絶対いうちょって!」

と言うので、

「わかった。」と答える。

 

「俺んちも!」と、Nくん。

「よし、わかった。」

 

「わたしんちには、ぜったいに来ないでって言っといて。」

 

と真剣に繰り返すYちゃん。

「わかった。」

 

閻魔大王のシーンになると、

両手を組んで、

「どうか、閻魔大王様のところに行きませんように。」

と祈る。

その横で、「閻魔大王のところには、行くがで、みんな。」

と、Tくん。

「そんなこと言わんとって!!」

と怒るYちゃん。

「でも!!・・・。」

とTくんが怒りだしたので、

「そうそう、行くがね、天国か地獄かここで決めるから。」

ととりなす。

 

Yちゃんが、

「あぁ・・・。

私、アルコールを鬼の耳と目にかけようかな。」

なんて、ため息交じりにいう。

コロナ対策が効いてますね。

 

だが、彼女はふと、止まった。

「でも、鬼って死なないんじゃ・・・。」

 

シーン。

 

それ以上、会話は続かず、我々は前を向いたのであった。

 

子どものすてき。