節分の日。
先生が、地獄の絵本を読む。
先生が、「鬼、来るかしら」というので、
「電話しちょくわ。」と言ってみる。
すると、Tくんが「俺んち来てって絶対いうちょって!」
と言うので、
「わかった。」と答える。
「俺んちも!」と、Nくん。
「よし、わかった。」
「わたしんちには、ぜったいに来ないでって言っといて。」
と真剣に繰り返すYちゃん。
「わかった。」
閻魔大王のシーンになると、
両手を組んで、
「どうか、閻魔大王様のところに行きませんように。」
と祈る。
その横で、「閻魔大王のところには、行くがで、みんな。」
と、Tくん。
「そんなこと言わんとって!!」
と怒るYちゃん。
「でも!!・・・。」
とTくんが怒りだしたので、
「そうそう、行くがね、天国か地獄かここで決めるから。」
ととりなす。
Yちゃんが、
「あぁ・・・。
私、アルコールを鬼の耳と目にかけようかな。」
なんて、ため息交じりにいう。
コロナ対策が効いてますね。
だが、彼女はふと、止まった。
「でも、鬼って死なないんじゃ・・・。」
シーン。
それ以上、会話は続かず、我々は前を向いたのであった。
子どものすてき。