Yくん、2歳。
お弁当の時間、ちょいとHちゃんと保育室を抜け出して、ターザンロープへ。
そして、Hちゃんとぶつかって、大泣き。
まったくのう・・・。
「大丈夫?」と尋ねると、
「うぇ~ん、歯医者には行かん~、
耳鼻科に行く~。」
・・・。
なんのことかい。
どこでどうめぐったら、そうなるのかしら。
2歳児っていうのは、摩訶不思議。
そして、あるお誕生会の日、
さぁ、自分たちのお部屋に帰りましょう、となったときに、
「まみこ先生ヨーグルト。」
はい?
こんどは、どうめぐったのかしら。
ところが、それから、ある日登園してきて、
「まみこ先生、お母さんと来た。」
お、それはわかる。それは、わかるよ。
めぐってないね、今日は。まったくその通りです。
その次の回では、
「まみこ先生、Kちゃんのママが来た。」
うん。
Kちゃんも横にいるけどね。
そして、その次。
「まみこ先生、アンパンマン見てきた。」
うーむ。
地に足がついてきたのう。
そうして、時々、Yくんは、ものすごく律儀に、何かを報告に来てくれる。
私がおもしろがっているのが、わかるのね。
Yくんのすてき。
子どものすてき。