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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2022年8月30日
2歳児と虫 ・・・2歳児

 

2歳児は、虫取り網を「持つこと」が好きである。

どことなく、行進に見える。

お兄さん、お姉さんに憧れて、

その気分を味わう、2歳のみなさんである。

 

ある日、虫取り網をもったYちゃんとKちゃんの目の前をトンボが通り、

Yちゃんが、

「きたきたきたきたきたきた!」

と大声を上げる。

そして、Kちゃんと一緒に必死でおいかけ、

網を振り回す。

 

ブーンと飛んできて、ブーンと去るトンボ。

でっかいのが、2匹。

また、来た。

「おるおるおるおるおるおるおる!」

 

その目は、めっちゃトンボにロックオンしている。

「あぁ、追視能力育つなぁ。やっぱ、虫取り一番やわ。」

と思いながら見る。

 

2歳児のYちゃんが、3歳のKちゃんに、

腰をぐいっとか、手をぐいっとか忘れたが、

アドバイスしている。

そのアドバイスを生かすKちゃん。

Yちゃんの決意って格好いいよなぁ。

夢中やな。

 

それで、なんだかんだあった末に、

付き合った私が、トンボを捕まえた!

 

と、めっちゃ後ずさりして顔が引きつるYちゃん。

 

へ?

こわいの?

 

そういうわけで、捕まえたいけど、

いざとなると触るのはめっちゃ怖いYちゃんだった。

 

園庭を歩きながら、お話しする。

「ダンゴムシはどうなん?」

「ん~、大丈夫。でも、アリはダメかな。」

「はぁ。」

「ちょうちょは、好き。ちょうちょ。」

「ふ~ん、ちょうちょは、好き。

トンボはだめなん?」

「うん。こわい。」

「固いんのが、だめなんかな。」

「うん、固いのがダメかも。」

 

と納得したように言っていたが、

その雰囲気は、実にいっちょ前である。

 

それで、Yちゃんのすごいところは、

自分が苦手なんだなと思うと、

それを乗り越えたいと挑戦する気持ちが湧きあがるところである。

いいなぁ。

数日後、彼女は断固として「トンボを捕まえたい!」

と宣言していたが、

いざ、シジミチョウを捕まえても、ビビっていた。

だが、一緒に見た虫眼鏡は、その後も離さなかった。

 

いいなぁ。

興味持つって、いろんなこと乗り越えていくよね。

 

虫に心を寄せる、Yちゃんのすてき。

 

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