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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2023年10月10日
目まぐるしい② ・・・2歳児

そして、無事、ブランコそばのベンチに着く。

2歳さんが二人、ブランコに乗っている。

長いベンチを用意しておいてよかった。

両脇にHくんとKちゃんが座り、お膝に背中のYくんが座る。

そこへ、Nちゃんが来た。

Nちゃんは、私とKちゃんの間に座ろうとして、

バランスを崩しこけそうになった。

そこで、Nちゃんは、Kちゃんを怒り、二人でわんわん泣き始めた。

Kちゃんは、ショックで泣き、

Nちゃんは、怒りで泣いている。

「Kちゃん、大丈夫だよ。Kちゃんは、何にも悪くないからね。

怒られて、びっくりした?」

と背中を撫でながら尋ねると、「うん。」といって泣いた。

「大丈夫だよ。」と背中を撫で続ける。

そして、Nちゃんには、

「こけそうになって、怖かった?」と聞くと、

「うわ~ん!」と泣きながら、うなづく。

少し、Kちゃんが落ち着いてきたが、Nちゃんは、

 

わたしはつらいがー!!

 

と全力で泣いている。

抱っこしないと収まるまい。

この全力泣きが今のNちゃんの流行りである。

 

そこで、お膝にいたYくんに、

「ちょっと、Nちゃん、抱っこしていいい?」

と聞くと、「ううん。」とそれは断固無理と拒否する。

 

「そうかい。」

 

だが、激しく泣くNちゃん。

 

そこへ、脇にいたHくんが「おしっこ!」と言った。

「何!それはいかん。」

と手をつなぎ、立ち上がるときには、膝にいたYくんは、

何も言わずに降りる。

「おしっこ」は、みんなにとって最優先事項である。

そこで、私はNちゃんを抱っこし、後ろの保育室にHくんと入る。

Kちゃんは、泣き止んでいる。朗らかな子だのぅ。

 

Nちゃんは、トイレの前で泣き止み、

「お外行く。」という。

「ちょっと、待って。今、Hくん見てるから。」

と、Nちゃんを抱っこしたままHくんの様子を見る。

Nちゃんを靴のまま抱っこしてきたので、

下におろせない・・・。

 

H氏は、実に上手におしっこをしているが、

ちんちんがくっついているせいで、あらぬ方向に飛んでしまった。

おぉっと。

 

そこで、Nちゃんを外におろすと、

笑顔で羽ばたく。

そこへ、5歳児のGくんが、

「蚊に刺された。」と膝をかきながらやってくる。

かわいそうに、数か所刺されてしまった。

薬を膝の一か所において、

「ちょっと、自分で伸ばしちょって。」と言い、

さらに、アロマの虫よけスプレーを渡し、

「ちょっと、自分でかけて」と渡す。

すまんのう、年長さん。

 

そして、東側にいた先生のフォローをもらって、

おしっこの世話をして、ベンチに戻る。

 

他の子どもにも、虫よけスプレーをする。

それに興味を持ったH氏が、「どうやってやるのかな。」と触っているうちに、

自分の顔にかけてしまった。

「いたい~!」と目をつぶって泣く。

「自分でかけたろ。」というと、

「うん。」とうなづく。

 

そこで、目を洗いに行く。

刺激は少ないものなので、すぐに楽になる。

それから、ブランコに乗っていた別のHくんとTちゃんがケンカする。

そのHくんがブランコを譲らず、沈黙が流れる。

それから、Kちゃんがこける、などなど。

 

実に目まぐるしい朝の時間で、

私は終始笑顔であった。

疲れたけどね、頭も身体も。

たった30分の間で・・・。

 

だけど、

こういう、すさまじき我のオンパレードに、

生きる力を感じる。

 

朝のすてき。

 

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