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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2017年3月30日
号泣の先へ 2日目 ・・・年長児

 

朝一番で、彼を迎え、描くことにする。

なにしろ、私にはなかなか時間がなかった。

 

すぐに、下書きの別の紙に書くという。

鏡も要求する。そして、わりにすんなりと輪郭と目を描いた。

あ、パターンにできたなと思った。

まゆ毛はなかった。

そして、たいへん喜ばしいことに、

鏡を見ながら、彼は自分で鼻を三角で描いた。

私の提案するかたちでは腑に落ちなかった鼻を、

自分なりに表現したのである。

それは、彼の満足の行く形であったようだった。

ほめまくるエンチョウドウモトマミコ。

笑みがこぼれる。

そして、口を描いた。

 

さぁ、身体。

まず、どんな食べ物が好きか尋ね、それが通る道はどこか尋ねる。

そこから、首がかけた。

さぁ、次は体幹。

そこで、四角を描いてみせる。

食べ物が入るおなかと、ドキドキする心臓が入っている四角。

肩からでる、長く細い四角、すなわち腕。

わりに、すんなりと描いていく。

顔の方が難しいのだろう。

それから、手を描く。

なみなみなみなみなみ、とリズムよく5回描いて見せる。

真似して描く。

一個がおおきくなりすぎて、ちょいと不揃いなのが気に入らず、

号泣しかけるが、周りを見ると、第一5本かけてないし。

「5本かけるなんて、天才や。」というと、落ち着く。

そうして、足も描き、靴も描き、なんとか人ができあがった。

よくやった。

 

本人は、もう十分。

と疲れた様子。そうであろう。

 

しかし、君。

時間がないのだよ。

もう、卒園式はそこなのよ。

まみこ先生、あさっておらんし。

忙しいのよ。 

 

というわけで、午後もやろうと誘う。

疲れちゃって、もういやという雰囲気に、

考えちょってや、といって別れた。

 

そして、午後、さぁやろうと二人で座る。

もう、やりたくないという感じではあったが、

とにかく、身体から行こうか、といって、

輪郭をすでにかいた本番の紙を目の前に置く。

今度は、鉛筆を渡した。

消しゴムも用意する。

 

首を描き、身体を描く。

 

テレビみたい~、

 

と号泣する。

たしかに、とてもテレビのような体幹であった。

 

消したらいいやんか。

もっと細くするのね。

 

といって、消し、描き直す。

そして、腕も手も、足も、靴も描く。

その勢いで、顔へ。

わりに自信を持って描いた。

鉛筆で描いたところを、墨で上から描く。

本人のなかに、できていく感覚があるようだ。

顔が集中していて明るい。

 

できた!

 

よくやった!

後は、色だけや。

 

そして、私が去った後、

彼は、なんと色も塗って仕上げた。

肌を絵の具で塗るときも、とても集中していたそうである。

波に乗ると、子どもってすごい。

よかった。

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