園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2017.08.20

拝啓 クモさま

 

工事中、閉鎖している遊具に、

あっという間に、何匹ものクモが巣を張っている。

 

獲物を待ち構えておるわけだね。

掛かった獲物をグルグル巻きにして、

体液を吸うわけだね。

 

しかし、君を子どもに見せるために、

私がほとんどの巣をぶっ壊し、

君のお尻からでる糸を持って、君をぶらぶらと揺らし、

子どもはまるでそれが手品かのように眺め、

ある感のいい2歳児が、

私の手品の理がわかり、

君をその手にぶら下げました。

 

巣に引っかかっていた餌どもは、

どうなっただろう。

引っかかり損かもしんないね。

 

網を目の前に、急ぐ都合でもあったのか、

多大なエネルギーを使って、

引っかかるだけ引っかかって、

あなたの栄養になることもなく、

死んで干からびていったのかもしんない。

 

思い出すなぁ。

自分からやみくもに飛び込んでいった、

無駄骨の数々。

もう、そんなことはしたくないね。

 

やってられん命のすてき。