お昼前、ある年中さんのクラスに行くと、
担任の先生の顔が、土色で、なんというか疲労こんばい。
どうしたの?
なんかあった?
大丈夫?
と尋ねると、
「子どもすごい。」
と。
あー、作品展の絵ね。
「なんか、入り込むから、疲れちゃって。」
すごいです。40分も、ずっと集中してます。」
うんうん。子どもすごいね。
「それで、私もぐわーって入り込むから、
もう、疲れちゃって。」
なんてすてき。ただごとじゃない顔はそれか。
そうなんだよね。
去年の作品展の絵のときもそうだったけど、
傍らにいる保育者は、本当に、子どもと時空間を共にしているよね。
特に今年の作品は細かいから、その微細さや繊細さに引き込まれるよね。
保育者は直接何もしないのに、ほとんど見ているだけなのに、
子どもと同じようにそこにエネルギーを注ぎ込み、
「今」に没入する。
せんせいのすてき。