新人は、なかなか一歩が踏み出せないものである。
製作コーナーに張り付いて、
一向にごっこ遊びに入りあぐねている先生に、
やってみないと何事もわからんから、
なんかわからんうちに一人になってしまった、
でもいいから、とにかく子どもを内側から感じて、
今日はどっぷり浸るようにと指示する。
そして、先生は、
子どもにVIP待遇を受けた。
彼らは、先生にとってもやさしくて、
むしろ、いろいろと教えてくれる勢いであり、
「せんせいなら、いいよ。」と言ってくれた。
きゃーきゃーとふざけてばかりで、
片付けとなると羽ばたいていき、
ときに、相当やさぐれているあの子が、
ずっと付き合ってくれて、
これもいいよ、あれもいいよ、これもどうぞ、これはどう?
と言ってくれた。
子どもってかわいいね。
子どもは、せんせいが大好き。
ありがたいね。
せんせいと子どものすてき。